本の紹介[1] (年長〜低学年)

本紹介

こんにちは。2児の母ちゅらです。

はじめに

私は子育てする上で大切にしている事がいくつかありますが、その中の一つに「本を読む子に育てる」と言うことです。そう思ったきっかけは、私の母親が「本を読む子になってほしい」っと思ってくれていたからです。最初は、本を読むことのメリットもあまり深くは考えずになんとなく本を読む習慣をつけるように、心がけていました。結果的に、うちの子2人ともに本好きです。本を読むことは、国語力や読解力、漢字を覚えたり、語彙が豊富になったりといい事がたくさんあります。勉強するにもまずは読む事ができないと問題を解けません。自ら、何かの知識を得ようとした時の一つのツールが本でもあります。

幼児期本の関わり方

私は息子が1歳くらいから、寝る前に10分程度本を読む習慣をつけました。それまでも、気が向いたり息子が本を持ってきたら読んだりはしていましたが、布団へ行くのをスムーズにしたくて寝る前の本読みを始めたという理由もあります。絵本は短いものも多いので、1冊読み終わるのはそんな時間はかかりませんが、「もう1回、もう1回」っと言うので10回位読んだこともあります。大人は、同じ本ばかりではなく、違う本や親からして勉強になりそうな本を読みたくなります。なりませんか?でも、ここで気をつけてもらいたいのは、親が勝手に読む本を決めてはいけないと言うことです。子どもが興味を持った本を、子どもが読んで欲しいと言う本を読むのです。親が勝手に決めて読んでしまうと、本好きにならなくなる可能性もあります。とことん、子どもが読みたい本を読んであげます。息子の場合は、未就園児〜幼児期は乗り物の本か動物が出てくる本が好きだったので、そんな本ばかり読んでいました。この時期から、1ヶ月に1冊本を買ってあげるルールを作りました。

本の紹介

本の紹介の第一弾!

どれにするか、色々と迷いましが‥年長〜低学年におすすめな

「アベコベさん」

っと言う本です。

アベコベさん
アベコベさん一家は、きまって真夜中に起き、パジャマに着替えて夕食のため2階へと上がります? すべてがさかさまなアベコベさん一家。世の中には、いろんな人がいるんですね。

[作者] フランセスカ・サイモン 

[絵] ケレン・ラドロー

[訳] 青山 南

[出版社] 文化出版局

[発売日] 1997年9月1日

あらすじ

アベコベさん一家はお父さん、お母さん、子ども2人の4人家族です。アベコベさん一家は真夜中に起き、ベットの上でご飯を食べます。その後学校へ行き、子どもたちが先生で、お父さん、お母さんが授業を受けます。公園へ行けばお父さん、お母さんがブランコに乗って子どもがブランコを押してあげます。テレビは逆立ちしてみます。

何もかもが“アベコベ“なアベコベさん一家です。そんなアベコベさん一家にお隣さんから子どもの面倒をみるようにお願いされました。アベコベさん一家にとっての“普通“とお隣さんにとっての“普通“の違いが描かれています。

本を読んだ感想

子どもたちに初めて読んであげた時「アベコベさんおかしいー!」っとゲラゲラ笑っていました。

自分たちが当たり前だと思っていることと正反対だったからです。でも、自分が思っている“普通“は本当に普通なのでしょうか?人は、自分と違う人を否定する人が多いと思います。“こうしないといけない“とか“こうあるべき“、“これが普通“ など思っていませんか?

私たちは知らず知らずにそんな風に決めつけて生きているのです。幼児だった、うちの子もアベコベさん一家は、きっと“普通じゃない“っと思ったのでしょう。自分がやっていることが普通と思うことは自由ですが、人へそれを強要することはしてはいけないことだと思います。

自分が“当たり前“だと思っていることは、他人にとってはおかしなこともあると言うことを忘れてはいけないのです。それが分かっていたら、誰かを否定したり、批判したりはできなくなります。自分の知っている世界が全てではないのです。

子どもたちは、面白がって、アベコベさんの真似をして頭を床につけて足の間からテレビを見たりしていました!難しい!っとすぐにやめいましたが、相手を受け入れらり、尊重することの大切さも学べる1冊だと思いました。子どもには、もちろん親である私たちも考えさせられる内容です。

人間関係に悩む人は多いと思いますが、あべこべさんのお父さんが言ってたように「よのなかにはいろんなひとがいるんだ」っと思うと少し気持ちを軽くできるかもしれません。

「よのなかには いろんなひとが いるんだ」

アベコベさん|フランセスカ・サイモン 文 青山 南 訳

本日も読んでいただき、ありがとうございました。

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